愛川町消防本部 幼稚園教諭に救命講習
愛川町消防本部は7月から8月にかけて町内の私立幼稚園の教諭を対象にした普通救命講習を実施した。
愛川町では2011年に総務省消防庁により、応急手当の普及啓発活動の推進に関する実施要綱が一部改正され、新たに小児・乳児・新生児を対象とした講習カリキュラムである「普通救命講習III」が追加されたこと受け、昨年から実施しているもの。保育士や幼稚園教諭は子どもと長く接することから応急手当に関する正しい知識と技術の習得をしてもらうことを目的としている。
講習には5日間で37人が参加。心肺蘇生法実技やAED(自動体外式除細動器)の使用法、異物除去や止血法など救命に必要な応急手当全般について3時間学んだ。参加した教諭の1人は「緊急時には自信をもって積極的に実施できるよう定期的に講習を受講したい」と話した。町消防本部によると、小児・乳児・新生児の死亡原因の1位は不慮の事故で、その多くは予防が可能だという。
担当者は「子どもは事故等で心肺停止に陥る可能性も高いので、その場に居合わせた大人の行動が救命の鍵。今後は乳幼児を抱える保護者等にも広く声をかけて救命講習の普及に努めたい」と話している。
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