愛川町役場裏で毎月第一日曜日に開催されている「愛川にぎわいマルシェ」。町内外から約30店が出店するこの朝市で10月から、愛川町農友クラブ(五月女智一会長)の若手農家が作った地場産野菜を販売している。
元々は農業後継者たちの交流団体として30年以上前に設立された同クラブだが、5年ほど前からある変化が起こっていた。代々の農家ではない新規就農者が加入者の多くを占めるようになったのだ。五月女会長は「若い人が農業に夢や希望を持ってくれた」と瞳を輝かせる。朝市の愛川マルシェへの出店も、若いメンバーたちの働きかけで実現したものだという。
同クラブのメンバーで「やまなみ農園」を営む鈴木貴さん(半原在住・35歳)も、今年4月から新規就農した一人。無化学肥料・無農薬にこだわり、仏果山中腹にある4・5反の畑で年間40種ほどの野菜を育てている。
朝収穫した野菜を昼までに届ける宅配方式で安心・安全・新鮮が強みだ。厚木市や相模原市など約10件の顧客を持つが「愛川町の皆さんにもぜひ食べてほしい」と話す。12月7日の午前6時30分から開催される次回のにぎわいマルシェでは白菜や小松菜、カブなど冬野菜を出品する予定だ。五月女会長は「農業に挑戦している若者がいる。素晴らしい野菜を作っている。そんな姿を皆さんに知ってもらいたい」と話す。
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