愛川町にある横須賀水道半原水源地跡地について、町民有志の呼びかけで「半原水源地の今後を考える会」が開催された。半原の顕妙寺下庫裏で初開催された会合では、町民ら16人が参加。同水源地について活発な意見交換が行われた。
同水源地は、愛川町にある横須賀市所有の水源地。大正10年に旧海軍が建設した逸見浄水場(横須賀市)の取水施設として建設された。敷地面積は48100平方メートルで、約53Km離れた同浄水場まで水を送っていた。過去には日量2万㎥の水を送っていたが、現在は取水停止しており、2015年2月に用途廃止された。
この日の会合では、水源地について「まずは愛川町のものにしていただき、次の世代に伝えていきたい」「土地が民間に渡る可能性もあり、ゆっくりはしていられない。地元から声をあげなければ」などの意見があがり、「水源の町愛川のシンボルとして残しては」「維持にも費用がかかる。観光など、人の集まる設備が必要では」「ボランティアの手で管理を行えば、維持運営は可能だ」「貴重な川の資源であるアユの養殖場にできるのでは」など、活用方法についての意見交換も行われた。
同会では、「水源地の愛川町への無償返還」「後世に伝える近代文化遺産としての活用」などを柱とした要望書をまとめ、2月22日に小野澤豊町長へ提出した。今後も会合などを重ね、返還に向けて活動を続けていくという。
愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
「何が必要か」を常に模索5月1日 |
穏やかな時代を共に5月1日 |
|
2019あいかわチャリティーゴルフ5月1日 |