救急車正しく利用して 寒川町消防出初式 クイズで町民に呼びかけ
クイズでは救急車を引っ張る消防署員と、こども救急車『きゅうちゃん』を引っ張っる子どもとの勝負も見られた
「寒川町消防出初式」が１月８日、さむかわ中央公園で行われた。年の初めに消防職員・団員の士気高揚と町民の消防意識の向上をめざして行われているこの恒例行事。快晴のもと、消防署員をはじめ、町内の消防団員や自衛消防隊員、女性防火クラブなど３００人以上が出席し、気持ちも新たに職務に取り組む決意を行った。
今年の目玉となったのは、町民参加で行われたクイズ。これは救急出動が増加傾向にあることから、救急車の適正利用について考えてもらおうと子どもを対象に行われたもの。
クイズは消防署員が実際にあった１１９番通報を劇で再現。その利用が正しいかを答えてもらうというものだが、回答ボタンを押すには、この日のために２ヵ月かけて製作されたこども救急車『きゅうちゃん』を引っ張ってゴール地点まで行かなければならない。また、ただ引っ張るだけではなく、実際の救急車を牽引する署員に勝つ必要があるという。クイズに参加した子どもたちは一生懸命、体を前へ前へと動かし、会場からの声援に応えて、全員が署員に勝ってクイズに正解していた。
また、最後には消防団員らによる一斉放水が行われ、その迫力に会場からは大きな拍手が送られていた。
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