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公開日:2026.06.04

馬場在住高校生 豊岡町路上で人命救助 勇気ある行動に感謝状

  • 田中さん(右)と谷津副署長

    田中さん(右)と谷津副署長

 鶴見消防署は5月25日、路上で意識を失って倒れていた男性に適切な救命処置を施して命を救ったとして、馬場在住の高校生・田中浩太朗さん(18)に感謝状を贈った。田中さんは「自分の行動で尊い命を救うことができて本当に良かった」と笑顔を見せた。

 事案が発生したのは4月9日の午後10時50分ごろ。豊岡町の路上で50代男性が倒れているのを通行人が発見し、119番通報した。

 直後に現場を通りかかった田中さんは、男性の意識と呼吸がないことを確認すると、迷わず胸骨圧迫による心肺蘇生を開始。途中で通りかかったタクシー運転手も救命活動に加わり、救急隊が到着するまでの約9分間、交代で処置を継続した。

 救急隊の到着時には男性の心拍が再開しており、区内の病院へ搬送。男性は後遺症もなく、翌10日には退院して早期の社会復帰を果たした。

 田中さんが瞬時に行動できた背景には、学校の部活動と父親の言葉があった。

 神奈川区の横浜創英高校でアウトドア活動を行うワンダーフォーゲル部に所属の田中さんは、登山時のリスク管理として日頃から本などで応急処置を勉強。「処置開始までの速さが命を分ける」と心得ていた。さらに、会社で上級救命講習を受けた父親から「心臓マッサージは胸骨が折れるくらいの強い力で行う」と聞いていたため、本番でも迷わず全身で力を込めることができたという。

 田中さんは「初めての状況だったが、冷静に対応できた。協力してくれた運転手さんにも感謝したい」と振り返る。感謝状を贈呈した同署の谷津直樹副署長は「躊躇なく救命活動を行うには大変な勇気がいる。勇敢な行動で尊い命が救われた」と称えた。

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