日本フットサルリーグの最年少得点記録を更新した 植松 晃都(こうと)さん 大井町上大井在住 17歳
夢見据え「成長したい」
○…日本フットサルリーグ「Fリーグ」の最年少出場記録を持つ現役高校生Fリーガー。9月12日に名古屋市で行われたリーグ第18節名古屋オーシャンズ戦で得点を決め、それまでの最年少得点記録を10日上回る17歳237日に更新した。リーグ参戦から2年、念願のゴールにも「加入以来ずっと得点できなかったので、チームに貢献できてよかった。苦しい時に点が取れる選手にならないと」と冷静に受け止める。
○…4つ年上の兄の背中を追い、ものごころついた頃には湘南ベルマーレフットサルクラブの下部組織「PSTCロンドリーナ」の練習場で遊んでいた。「当時はわけも分からずボールを追いかけていた」と話すが、上級生に混じり、がむしゃらにボールを追い続けているうちに才能が開花。持ち味のスピードに乗ったドリブルを身につけた。将来性と素質を買われ、15歳で特別指定選手としてベルマーレに入団。トップ選手の仲間入りを果たした。
○…大井町で生まれ、両親と兄の4人暮らし。高校は地元の足柄高校に通う。練習や試合で多忙を極める中、友人と遊ぶ時間が一番の気分転換になるという。「普段はなかなか遊べませんが、お好み焼き屋で友人の誕生会をしたのが楽しかった」と、高校生らしい笑顔をのぞかせた。趣味は映画と音楽。「最近はジャパニーズレゲエなど気分が高まるアップテンポな音楽をよく聴いています」
○…8月に仙台で行われた「全日本ユース(U-18)フットサル大会」にPSTCロンドリーナの一員として出場。チームは3位に入り、自身は大会MVPにも選ばれた。2017年には、20歳以下のAFC(アジアサッカー連盟)フットサル選手権大会も控えている。「日の丸を背負ってみたいという気持ちはあります。確実にゴールを決められる技術を磨いて、プレーでチームの雰囲気を変えられる選手になれるよう、もっともっと成長したい」