南足柄市斑目に住む専門学校生、大野僚久(21)が、昨年に続き2年連続でCPサッカー日本代表に選出された。9月4日(月)からアルゼンチンで開催される世界選手権に出場する。
CPサッカーは脳性まひの人による7人制のサッカー。ルールは11人制と同じで、ピッチとゴールの大きさは少年サッカーとほぼ同じ。
大野は小学2年生でサッカーを始め高校生のときにフットサルに転向。湘南ベルマーレのフットサルクラブのサテライトチーム「ロンドリーナ」に所属していた。2011年に脳内出血で倒れ、右半身にまひが残ったがリハビリを重ねて昨年、初めて日本代表入りした。
昨年7月にデンマークで行われた国際試合では、予選リーグを2位抜けしたが決勝トーナメントは最下位だった。「世界を思い知らされた」と大野は振り返る。
帰国後「もっと強く」と、より一層練習にも熱が入り、時間があれば走り込みをし、食事や体のケアにも気を遣うようになった。
今年4月に行われた代表選考会では、50m走の自己ベストタイムを1秒以上縮めた。「走り方も変わった。調子が良い」。代表チームはボールを支配するプレースタイルで、左サイドを担う。目標は「メダルを獲得し、海外プロチームからオファーを狙う」こと。「緊張はあるが早く戦いたい」と闘志を燃やしている。
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