青葉区 社会
公開日:2026.04.15
「第3の居場所」の見つけ方 青葉区在住・沼崎康さん(68)
60歳以上のシニア世代がこれまで培った経験や技術を地域の企業・団体とマッチングし、地域活性化につなげるプログラム「よこはまポジティブエイジング」。青葉区青葉台在住の沼崎康さん(68)は、2024年度から同プログラムに参加している。
経験と自負
地方銀行勤務を経て、66歳で損害保険会社を定年退職した沼崎さん。「会社員時代は自宅と職場を往復する毎日。青葉台に住んでいても地域のことはほとんど何も知らなかった」と振り返る。妻から「家にいる時間が増えるのだから、もっと地域のことを知ってみたら」の一言に背中を押され、市の広報紙で見つけた同プログラムに参加を決めた。「地銀、損保どちらも社会の公器ともいえる会社に勤めていたので、そんな経験が生かせれば」との思いだったという。
沼崎さんは複数人でチームを組み、企業・団体のニーズに取り組むプログラムに参加。各人がこれまでのキャリアや経験を生かし約半年間、企業の抱える課題や新商品開発などについてアイデアを出し合った。ただ半年間では企業が求める成果を出すまでには至らず、「もっと自分の経験や知識がダイレクトに生かせると思っていた」と難しさを実感した。
新しい友人
25年度、沼崎さんはプログラムの経験者として、参加チームを支えるサポーターの立場での参加となった。チームメンバーは前年の自身同様、「地域のために」と鼻息荒く前のめりになっていたが、チームに寄り添いながらも客観的に関わる中で、「肩の力を抜いて、頑張り過ぎないくらいがちょうどよいのでは」と思い直した。
実際、プログラムは知識や経験を生かした「地域への貢献」だけでなく、受講生同士の交流による「地域とのつながり作り」や「新たな自分や地域の再発見」といった目的も含まれている。
沼崎さんは活動を通して、「会社以外の友人が見つかった」と喜ぶ。プログラムを通し、同じ目標に向かって意見を出し合った仲間たちと関係を深め、今ではプライベートでも交流する仲になったという。「プログラムの帰りにお酒を飲んだり、プライベートで出かけたりと新しい交友関係ができた」とほほ笑む。「経験や知識を地域に還元することだけでなく、交流や自身の再発見ができた」と話す沼崎さん。身体と心の健康を維持するために「第3の居場所」を見つけることこそ、人生100年時代の「ポジティブエイジング」と言えるのかもしれない。
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