なぜ、皆さんばかりに負担を強いるのか! 国政報告 今秋「増税・負担増隠し」解散? 衆議院 決算行政監視委員長 江田けんじ
岸田政権は年末に向け、「防衛力強化」や「子育て支援」と称し、震災復興のための所得増税の流用を含む年間1兆円強の増税や健康保険料の値上げ、扶養控除(38万円/子1人)の廃止や医療・介護費の削減等を検討しています。
北朝鮮の脅威や中国の海洋進出等を考えれば必要な「防衛力強化」には賛成ですし、「子育て予算倍増」も元々、私が訴えてきたことです。しかし、ただでさえ給料が下がり続け、年金も目減りし、そこに41年振りの物価高が生活を直撃している折に、これ以上の増税や負担増を皆さんに強いることには反対です。まずは税金のムダ遣い解消や経済成長による税収増を図り、足りなければ、超大企業を中心に585兆円の利益剰余金を出し、超富裕層を中心に2023兆円の金融資産があるのですから、ここから財源を生み出していくべきです。
選挙には税金600億円!
そんな中、岸田首相が目論んでいるのが、年末に具体的な増税・負担増の姿が明らかになる前の解散総選挙です。衆院議員の任期がまだ2年以上残っているのに、大義なき「政権延命」のための選挙に600億円もの税金をかけるのは言語道断です。
秋に開会される臨時国会では、皆さんの生活を守るために、これ以上の負担増を求めない財源論についてしっかり議論をしてまいります。
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「紅麹」から考える安心な暮らし4月4日 |
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