緑区 社会
公開日:2026.04.15
当事者だからできる事を 都筑区・全盲の神田信さん
20代で指定難病の一つ「網膜色素変性症」の診断を受け、15年程前に全盲となった神田信さん(60)=都筑区。視覚障害者の就労を支援する会や同じ病気の患者会、信号機横断プロジェクトなど、さまざまな活動で視覚障害に理解を深めてもらうための発信を続けている。8年前からは当事者の気持ちを表すとともに、健常者に視覚障害者の世界を知ってもらえれば、との思いから「ロービジョン・ブラインド川柳コンクール」を企画している。当事者以外からの応募も増えており、活動の広がりを実感しているという。
つながり広げる
神田さんは40代半ばで全盲となった。「中途失明したらどうなるかの知識がなかった」という当時の経験から、現在の活動は、同じ境遇の人たちが利用できる技術や仕組みの紹介に加え、「仲間とつながり、共感しあう」ことの大切さや「メディアなどに取り上げられ、つながりを広げる」ことの可能性や期待感などが動機になっている。
「ITの進化や人、社会の意識の変化など、時代が進むにつれ、安全に生活できるようになってきた。東京メトロの地下鉄は全駅にホームドアが設置された。出勤のため自宅からバスで最寄り駅まで行く道すがらは、誰かしらが声をかけ、介助してくれるので、とても助かっている」と視覚障害への理解の広がりを感じている。
一方で、人手不足などの影響もあり、セルフレジやタッチパネルでの注文などが増え、新たな課題も出てきたという。
神田さんは昨年8月、新卒で入社した眼鏡専門チェーン「パリミキ」を定年退職。現在は嘱託社員として、引き続き遮光眼鏡や拡大読書器の販促などに従事している。「自分が社会に対してやるべきことを見定め、実現していきたい。70歳までは働きたい」と意欲を語った。
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