緑区 教育
公開日:2026.05.07
昔懐かし「駄菓子屋」の今 「招福堂」と「もなや」を訪ねる
「駄菓子屋」が子どもを引き付けるのは今も昔も変わらない。学校とも家とも違う、第3の子どもの居場所をのぞいた。
買い物の練習に
齋藤好貴さんが始めた「招福堂」(中山)には、問屋から仕入れた多様な駄菓子がずらりと並ぶ。特徴は現金のやりとりをしないシステム。200円でガチャを回して、独自通貨「ふくふく」に変換し、それを使って買い物をする。欲しいものを買い足していくのではなく、予め決められた予算内で「買い物をする練習になれば」という意図がある。
2022年からの約3年間で区切りをつけ、一時営業を終了していた招福堂だったが、子どもや保護者からの要望があり今年3月に再開した。朗報は口コミを中心に地域を巡り、今ではすっかり子どもの居場所として定着している。学校終わりの時間になると「いつも50人以上は来る」と齋藤さん。子どもからは「駄菓子屋のおじさん」と呼ばれ親しまれている。「学校とは違ったコミュニケーションの場があってもいいのでは」と言い、気軽に立ち寄れる開かれた場所の提供を目指す。
垣根を超えた交流
「自分の子どもが小さい頃、近くに駄菓子屋があればいいなと思っていた」という長井有紀さん。昔ながらの駄菓子屋への憧れから、「ないなら作っちゃえ」と思い切って十日市場町の知人宅の庭を借りて、23年3月に「もなや」を始めた。ここには、新治小の小学生を中心に、三保小や十日市場小からも子どもが集まる。「学校や学年の違う子がここで出会って、意気投合して一緒に遊ぶこともある。垣根を越えて交流が生まれるのを見るとうれしい」
オリジナルの「もなやくじ」が人気。100円でくじを引くと、長井さんがセレクトしたおもちゃが当たる。他にも当たり付きのくじ、福袋、おかしすくいなど、子どもが楽しめるよう工夫してゲーム性を取り入れている。また、レジャーシートを敷いてトレーディングカードゲームの対戦が始まったり、庭で鬼ごっこが始まったり、待ち合わせ場所として使われたりもする。もなやくじを引いておもちゃで遊んでいた女子児童は「もなやが近くにあって良かった」と声を弾ませていた。
菓子を買うだけでなく、行けば誰かがいて自然とコミュニケーションが生まれる、今も昔も変わらない駄菓子屋ならではの姿があった。
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