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公開日:2026.07.30

ファミマ十日市場店主の渡邉さん 日商の検定で最優秀者に 早期退職後に挑戦

  • オーナーの渡邉洋さん(右)と息子の健太郎さん

    オーナーの渡邉洋さん(右)と息子の健太郎さん

  • スタッフによるオススメのポップ

    スタッフによるオススメのポップ

 早期退職後にファミリーマート十日市場店のオーナーに転身した渡邉洋さん(57)がこのほど、日本商工会議所が主催する「リテールマーケティング(販売士)検定試験 1級」の最優秀者として表彰された。合格率17・1%(2025年度)の試験で、受験者約1300人のうち最も優秀な成績を収めた。

 人々の生活に身近な小売業にかねてから関心があったという渡邉さん。大学は商学部出身で、前職はパナソニックオートモーティブシステムズ(株)(都筑区)でカーナビやドライブレコーダーなどの開発・製造、販売を担当していた。33年間勤めた後に55歳で退社、昨年11月に同店のオーナーとなった。「大きな組織ではなく、自分で商売をやりたい気持ちがあった。55歳で辞めることは決めていた」と話す。

業界知識、学び直す

 同検定の勉強を始めたのは、昨年の1月頃。3級、2級と順調に合格し、8月中旬に1級も合格した。職業訓練校に通い、日商簿記検定と並行して勉強していた時期もあり「かなり大変だった。大学受験以来、約40年ぶりによく勉強した」と振り返る。

 同検定は、店舗の運営や経営について専門的な知識を身に着けた人材の育成を目的に50年ほど前から行われている。

 渡邉さんが特に苦労したというのが「ストアオペレーション」の科目。「経営やマーケティングは前職でやってきたことと重なるが、ストアオペレーションは小売業独特」と言い、売場づくりやスタッフの育成、マーチャンダイジングなど、検定を通して学んだことが直接店舗運営に生かされているという。

 同店では独自の施策として、スタッフ一人ひとりがオススメ商品を2つまで選び、陳列棚にポップを貼り付けている。「自分のオススメが売れたらうれしい。売り場や商品に愛着を持ってほしい」と狙いを明かす。また、息子の健太郎さん(26)をマネージャーとして起用。「頼もしい一面が見えて心強い。一緒に始めて良かった」と、成長を近くで見守る。

 用事がなくても立ち寄ってもらえる、地域に愛される店舗を目指す渡邉さん。「地場野菜を販売するなど、地域の活性化につながることができれば。プチ目標はお客さんから『ようちゃん』の愛称で呼ばれること」と抱負を語った。

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