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公開日:2026.09.17

ながつた幼稚園 自然生かした教育で表彰 ビオトープに看板設置

  • 豊かな自然が保全されているどんぐり山と、入口に設置された看板

    豊かな自然が保全されているどんぐり山と、入口に設置された看板

 ながつた幼稚園が維持・管理する「ながつた幼稚園どんぐり山」がビオトープコンクール2025(公益財団法人日本生態系協会主催)で最優秀賞にあたる「ドイツ大使館賞」を受賞したことを記念して、8月31日にどんぐり山の入口に看板が設置された。長年に渡る取り組みが評価され、9月には同園でセミナーが開催されるなど広がりを見せている。

 地域の自然に子どもが主体的に関わり、健全な育成を図るという観点で、全国の学校・園庭で行われているモデルとなる取り組みを 表彰する同コンクール。ドイツ大使館賞は特にユニークな取り組みに送られる賞で、ながつた幼稚園は隣接する放置された斜面林を取得し、生物が暮らしやすい環境に整備したことや、ビオトープを題材に教育活動を展開していること、園内外の教員を対象に研修を行っていることなどが評価された。

 同園が斜面林を取得したのは1996年。林道を整えるなどして、園児の遊び場に整備していったという。2018年には民家を取得して、地域で見られる動植物や季節の変化などを発信する施設「生きもの抹茶館」を竣工した。「幼児期の子どもに野外活動を通して生きものに触れる楽しさを伝えられたら」と笠原逸子園長は話す。また、毎月1回、地域の人も参加できる生きもの観察会を開き、自然を通じて交流を深めている。

 これらの取り組みが認められ、2023年には幼稚園として全国で初めて環境省の自然共生サイトに認定された。ユニークな取り組みは地域からも評判で、入園時のアンケートでは、約9割の保護者が自然があることを入園の理由に挙げているという。

セミナーで取り組み紹介

 同園での実践から学びを深めるため、9月26日(土)には同園でセミナーが開催される。主催は一般社団法人 国際校庭園庭連合日本支部。笠原園長をはじめ、奈良教育大学の藤崎亜由子教授、東京家政大学の佐藤英文元教授らが登壇し、虫の世界に着目しながら、子どもの主体的な遊びを育むことについて考える。時間は午後0時30分〜4時30分。定員は会場が90人、オンラインが90人。参加費は同支部の会員は2000円、非会員は3000円、学生は1000円。申し込み、詳細はpeatixのイベントページ。9月24日(木)午後1時締切。

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