港北区 人物風土記
公開日:2026.06.11
創立40周年の節目に港北区民交響楽団の団長を務める 碓井 航さん 鶴見区在住 54歳
念願の舞台で最高の音を
○...「拍子が伸び縮みする流れるプールを、逆流して進むような難しさがある」。オーケストラで奏でるトロンボーンの魅力を、独特の言葉で表現する。団の門を叩いたのは、10年以上のブランクを経て楽器を再開した2014年のこと。一奏者として入団したが、一昨年、第5代団長に就任した。「新しい意見を柔軟に取り入れる『大人な楽団』。そのフェアな精神を守りたい」と、約70人の団員を束ねる。
○...横須賀市出身。中学時代はユーフォニアム、高校からトロンボーンに乗り換え、社会人楽団で全国大会も経験した。普段は新卒から勤めているエンジニアリング会社で多忙な日々を送るが、私生活での一番の息抜きは、妻との晩酌の時間。観梅の頃には鶴見川沿いから大倉山まで片道10キロを歩き、お気に入りの蕎麦屋で日本酒を酌み交わすのが恒例。「最後に大倉山を登るのがきついんですけどね」と、照れくさそうに笑う。
○...港北区との縁は、20代の頃に営業担当として街づくりに携わった時代から続く。愛着あるこの地で40周年を迎えた楽団は、現在は創設メンバーからZ世代まで幅広い世代が「わが街のオケ」という誇りを胸に集う。「誰もが気軽に音楽を楽しめる場でありたいという想いは団員共通。地域に支えられてこその40年です」
○...6月13日には、念願の横浜みなとみらいホールで第78回定期演奏会を開催する。35年ぶりに挑戦する難曲も並ぶが、「理屈抜きに楽しめる壮大な情景を届けたい」と熱が入る。節目の大舞台を前に、団長として、そして一人の音楽を愛する市民として、地域に響く最高の音色を追い求め続ける。視線の先にあるのは、次の50周年へと続く、絶えることのないアンサンブルだ。
ピックアップ
意見広告・議会報告
港北区 人物風土記の新着記事
コラム
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











