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公開日:2026.10.15

横浜市 仮想空間で不登校支援 20日から「学び」「居場所」提供

  • メタバース空間で交流=市提供

    メタバース空間で交流=市提供

 横浜市教育委員会は10月20日(火)から、不登校や学校に行きにくさを感じている市内在住の小中学生を対象に、メタバース(仮想空間)やオンラインを活用した「新たな学びと居場所」の事業を開始する。自宅から自分のペースで人とつながり、学べる場を目指す。

 メタバースやオンラインの空間は、ネット上で人とつながり、活動を行う。今回の新たな居場所は、火・水・木曜日の週3日で開かれる。開放される時間は各曜日によって異なる。運営は、市教育委員会の指導主事や支援員などが担う。参加は自由で同時接続は50人まで可。登録は200人が上限となる。

 出席者は朝のホームルームや自学自習などに自分のペースで参加する。オンラインのプログラムは、プロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」の選手やチアリーダーズとの交流なども用意されている。多様な企業・大学などと連携した「つながり」「体験」ができるプログラムを展開する。

 同事業は、現実での人との関わりに苦しさを感じたり外出が難しい子どもに、多様な人との交流やつながりを感じてもらう狙いがある。今までも子どもの居場所としてハートフルセンター上大岡などの支援拠点を開設してきた。さらに多様な居場所づくりを行うことで子どもの状況に応じて、支援が受けられる体制を整える。

 今年度は、横浜市立大学で導入しているメタバース空間を使用して事業が行われる。実施期間は、2027年3月末まで。来年度以降の予算確保や継続的な事業体制のあり方については、不透明な状況で今後の検討課題となる。

「リアルな生活へ」

 鶴見区で不登校支援を行うNPO法人「子どもと共に歩むフリースペースたんぽぽ」の一之瀬百樹理事は、市の事業について「自宅から出られない子どもたちにとって社会とつながる支援になる」と評価する。その上で「仮想空間を出口とせず、リアルな生活につなげることも大切だ」と現実社会や対面での生活へつなげる支援の重要性を強調した。

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