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港北区 人物風土記

公開日:2026.10.22

港北区教育懇談会の代表を務める 守屋 玉恵さん 綱島西在住 80歳

  • 守屋 玉恵さん (写真1)

教育に携わり、平和を願う

 ○…映画の上映を通して教育や平和、人権への啓発を促す港北区教育懇談会代表。10月25日には中東で戦火の中、人々に寄り添った中村哲さんの映画を上映する。映画に触れ、「中村哲さんの生き様を通して、人としてどう生きるか、日本の将来を考えてみてほしい」と話す。

 ○…同会に携わるようになったのは今から約30年前で、10年ほど前から代表に。活動の中で印象に残っているのは、ロック調のソーラン節が劇中に登場する映画の上映会だという。「上映からロックソーランが県内の小中高にはやって運動会で踊る学校もあったの。その時の感動は忘れられない」と目を輝かせる。

 ○…島根県出身。大学までは松江市で育つ。卒業後は22歳で横浜へ。教員をしながら東京の大学に通っていたが、70年安保や成田闘争で大学が閉鎖。大学を辞め、学校事務として働く。窓ガラスが割られていたり、トイレが壊されていたりと学校崩壊の現場をその目で見てきた。「教育に暴力が使われていた時代。子どもの不満も外に発散されていた」と当時を振り返る。破壊された設備を修理したり、生徒と植物を育てたり七草粥を振舞ったり、関わりながら温かく見守ってきた。園芸部の顧問を務めていたこともあり、2000本のチューリップを植え、満開に咲いた時には「この学校でよかった」と生徒から言われたという。

 ○…保育園の理事を兼任し、書道を嗜む。また、園芸が好きで年に1〜2回、松江市にある実家の庭の剪定に行くことも。さらに韓国舞踊にも親しみ、講師として生徒に教え、韓国で踊ることもある。「今の仕事から離れても庭仕事や踊りは続けたいの」と笑顔を見せる。これからも趣味を楽しみ、教育現場を見守り続ける。

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