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都筑区 社会

公開日:2026.06.11

NPO法人ロクマル 「パン活」で壁をなくす 障害者との接し方学ぶ

  • 右半身に麻痺があり電動車いすを使う男性の話を聞く参加者

    右半身に麻痺があり電動車いすを使う男性の話を聞く参加者

 食を通して、60代を中心にしたシニア世代の地域交流活動を行うNPO法人ロクマル(有澤厚子理事長)が、新たに障害者と一緒にパン作りを楽しむことを目指した「パン活」を開始する。

 ロクマルでは2023年、定年退職後の男性を中心に、プロの職人からパンづくりを学ぶ講座を実施。受講者を「パンじいちゃん」と呼び、毎月、女性会員らと共に「ロクマル食堂」を開き、地域の人たちとの交流や小学生を対象にしたパン作り体験会などを行ってきた。

 新たな「パン活」は「エンジョイベイキング(EB)」と題し、身体や視覚、聴覚などに不自由を感じている人にもパン作りを楽しんでもらうことを目的としている。8月の下旬から9月の開催を目指し、現在準備を進めているが、参加希望者の中に、障害者との接し方に不安を感じている人もいたことから、障害に対し理解を深めてもらうため、当事者の話を直接聞く機会が設けられた。

「普通」に接して

 6月2日。中川地域ケアプラザにはパン活への参加を希望する「パンじいちゃん」を含む男女あわせて14人が訪れた。同ケアプラザの佐藤幸希さんと内田健太郎さんが、障害者と接することに対する不安や恐怖を感じたり、特別視したりしてしまう心理などについて説明した。また小児脳性麻痺の影響で、右半身に強い麻痺のある30代の男性が障害当事者として登壇。接し方や声掛けのタイミングなどについて語り、「腫れ物に触るようではなく、普通に接してほしい」と希望を語った。男性は「パン作り体験を楽しみにしている」と笑顔を見せ、EBに期待を寄せた。参加者からは「話をしてくれた男性のように、自ら希望を伝えられない人もいると思うので、笑顔で接したい」と語った。

 ロクマルでは「パン活」の一環として6月20日(土)に仲町台地区センターで小学生を対象に、パンじいちゃんとのパン作り体験会を行う。体験会の後には、ロクマルの活動に興味のある人を対象に説明会を開催する。参加希望者は【電話】045・944・1714(平日午前10時から午後5時)へ連絡のこと。

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