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旭区・瀬谷区 コラム

公開日:2026.09.17

アカボシゴマダラ 瀬谷の生き物だより 198 文・写真:中村多加夫(瀬谷環境ネット)

  • 瀬谷の生き物だより 198 (写真1)

  • 瀬谷の生き物だより 198 (写真2)

 アカボシゴマダラは、タテハチョウ科に属する大型のチョウで、黒白のゴマダラ模様が特徴である。近縁のゴマダラチョウによく似ているが、後翅の外縁に沿って並ぶ鮮やかな赤い斑紋が名前の由来となっている。東アジアに広く分布し、日本ではもともと奄美諸島に生息していた。

 ところが1995年、埼玉県で突然確認され、その後、神奈川県を中心とした関東地方南部で急速に発生・定着した。蝶愛好家による人為的な放蝶(ゲリラ放虫)が原因と考えられている。

 瀬谷でも、2006年にクヌギの樹液に集まるアカボシゴマダラが確認されて以降、次第にその姿が増えていった。ゴマダラチョウよりも都市環境に適応していると考えられる。

 幼虫の食草はエノキで、大木のエノキよりも、道路脇に生えている小さなエノキで幼虫を見かけることがある。成虫は、春型では白っぽく赤い斑紋がほとんど消えるが、夏型・秋型は黒地に白い模様と後翅の赤い斑紋が美しく目を引く。ゆったりと滑空しながら飛ぶ姿も、このチョウの特徴の一つである。

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