瀬谷区版 掲載号:2011年7月28日号
  • googleplus
  • LINE

7月1日によこはま動物園ズーラシア(旭区)の園長に就任した 村田 浩一さん 鎌倉市在住 59歳

動物を愛し、動物から学ぶ

 ○…「動物園は学問の場」。上野動物園の設立に尽力した学者・田中芳男が描いた動物園は、青少年育成の場だった。新園長の考える理念はまさに彼と同じ。今やレジャー施設と化する動物園だが、本来は学びの場。しかし、それだと難しくて誰も来てくれない。「じゃあ、それをわかりやすく伝えよう」。これが今後のビジョンだ。「楽しみながら、遊びながら。知らないうちに知識が身に付く場所にしたい」と抱負を掲げる。

 ○…日本大学生物資源科学部(藤沢市)の教授でもあり、園長は非常勤として務める。日本野生動物医学会会長や国際自然保護連合専門家グループ東アジア地区委員長なども兼任する動物のエキスパートだ。ズーラシアは生命の共生をテーマとした動物園。野生を重視する動物園だからこそ引き受けた。「彼らの生活に土足で入り込んじゃいけない。動物対動物として、対等に付き合わないと」。動物たちへの愛情がにじみ出る。

 ○…神戸出身。幼いころから動物は身近な存在だった。大学では獣医学科に進み、1977年に神戸市立王子動物園に飼育係兼獣医として勤務した。現在、大学で教えている野生動物学も、当時の経験が土台になっている。かわいい動物も野生の本能が現れれば、人を襲う。動物にケガを負わされたこともあったが、それはすべて「野生に踏み込んだ自分のせい」。動物の生態や命の大切さを間近で学んだ、内容の濃い充実した24年間だった。

 ○…仕事柄、常に頭の中では動物のことを考えてしまう。スーパーに行けば、食材が動物の餌に見えるし、ハンカチやネクタイは動物の柄。趣味の山歩きも結局は生物調査になることも。「動物は生きていく上で、欠かせないパートナー。もし動物がいなかったら絶対に生きていけないよ。そやろ?」動物への思いが、表情や言葉の一つ一つから伝わってくる。動物を愛し、研究するのは、ただ単に「動物が好き」。それだけだ。
 

瀬谷区版の人物風土記最新6件

柳 盛康さん

相模線沿線写真コンテストで最優秀賞を獲得した

柳 盛康さん

3月15日号

小倉 純二さん

3月に開場20年を迎えた日産スタジアム(横浜国際総合競技場)の名誉場長を務める

小倉 純二さん

3月8日号

平野 太一さん

県立高校からの甲子園出場を目指す瀬谷高校野球部の監督を務める

平野 太一さん

3月1日号

車(くるま) 秀徳さん

瀬谷公会堂の運営業務責任者を務める

車(くるま) 秀徳さん

2月22日号

山口 紗矢佳さん

シンガーソングライターとして活動し、3月にワンマンライブを控える

山口 紗矢佳さん

2月15日号

飯吉 明子さん

「ピンチをチャンスに!減災共助の会」の世話人の一人として活動する

飯吉 明子さん

2月8日号

田近淳 司法書士事務所

相続・遺言・登記・債務整理・成年後見など法律の悩みご相談下さい。初回相談無料

http://www.tajika.jp/

<PR>

瀬谷区版の関連リンク

あっとほーむデスク

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

小原孝ピアノコンサート

小原孝ピアノコンサート

5月20日 タウンニュースホール

5月20日~5月20日

瀬谷区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2018年3月15日号

お問い合わせ

外部リンク