東野中2生徒 迷子児童を無事、自宅へ 警察署等から表彰
市立東野中学校2年の北村優夏さんと渡辺希美さんが4月22日、小学1年生の迷子の児童を家まで送り届けたとして瀬谷警察署(増田勝署長)と瀬谷補導員連絡会(相原明会長)から表彰された。
4月1日夕方、三ツ境の学習塾に向かって北村さんと渡辺さんが二ツ橋の中原街道沿いを歩いていると、前方に一人で泣きながら歩いている小学1年生の男児の姿を見つけた。話しかけてみると、1人で家から外出したものの、帰り道が分からずに困っているところだった。住所を聞くと児童が覚えていたため、2人で送ることに。学習塾とは逆の方面だったが「分からなくなったら交番に連れて行こうと思った」と渡辺さん。どこの幼稚園に通っていたのかなど会話をし、徐々に打ち解けたようだった。1時間ほどかけて家に到着すると、心配した母親が警官を呼び、事情を説明していたところだった。「泣いていたお母さんの姿を見て、無事に送ることができ本当によかった」と2人は言った。小学6年生の弟がいる北村さんは「弟のようで心配だった」と振り返る。
増田署長は「機転を利かせて行動に移したことは大変立派で、なかなか出来ないこと。彼女たちを育ててくれた地域や学校に感謝するとともに、一人ひとりがこういったことに気付き、より住みやすい町になれば」と話した。
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