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瀬谷区版 公開:2018年3月8日 エリアトップへ

村田正和さん(阿久和西) 大道芸に携わり20年超 一念発起、芸の道へ

文化

公開:2018年3月8日

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不安定な足場で、ジャグリングの一種・デビルスティックを披露する村田さん
不安定な足場で、ジャグリングの一種・デビルスティックを披露する村田さん

 和洋多彩な芸を披露するプロ大道芸人「ラッキー」として、区内外の行事に出演している村田正和さん(阿久和西)。50代半ばで今の道を志してから20年以上にわたり活動を続け、75歳となった今もなお現役だ。大道芸の行事開催や出張講師などを請け負う「ユニバーサルイベント企画」の代表も務めており、近年では芸の伝承にも力を注ぐ。

 「若い大道芸人は増えているけれど、私みたいに75歳でプロとして活動している人は少ないと思うよ」と笑いながら語る村田さん。人生の転機は約20年前、桜木町にある消毒会社の所長として働いていた頃だった。事務所は、国内有数の大道芸まつりが開かれている野毛町のすぐ近く。野毛町で流しの芸を披露する人々に魅せられ、大道芸に携わりたいと転職を決意した。間もなく、ユニバーサルイベント企画(【携帯電話】090・4527・9714)を設立。当初は企画中心だったが、次第に自らも出演するようになり独学で腕を磨いた。

 披露する芸は、時代の変遷に合わせて多様化した。南京玉すだれに始まり、今ではボールやスティックなどを空中に浮かせるジャグリングも得意技の一つ。週3回ほど、近所の公園で練習して腕を磨く。また、エスカレーターやエレベーターを使わずに階段を2段ずつ歩いたり、和泉川沿いを散歩するなど日常生活での体づくりを欠かさない。

伝承にも意欲

 個人出演は、神奈川や東京などで年間60件以上。区内でも、区庁舎の竣工記念行事や長屋門公園のイベントに出演した。演目は「参加型」を重視しており、子どもなど観客を交えて行う。「子どもたちには何事も挑戦すれば出来るということを伝えたい」と話す。

 70歳を過ぎてから強く意識するようになったのが芸の継承だ。15年ほど前に立ち上げた「南京玉すだれ伝承会」には大和や町田で40人ほどが入会しており、会員それぞれが各地で玉すだれの普及に取り組んでいる。自身も区民活動センターのボランティア制度に登録し、今後は体験講座を行う予定だという。「継続は力なり。これからも啓発活動を続けたい」と意気込んでいる。

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