少年硬式野球チーム「瀬谷リトルリーグ」(神康裕監督)が、4月28日から5月20日にかけて開かれた「全日本リトルリーグ野球選手権 神奈川連盟大会」で7年ぶりに優勝し、全国切符をつかんだ。予選トーナメントで一度敗れるも、敗者復活戦から決勝リーグに進んで頂点に上り詰めた。
同大会は、NPO法人リトルリーグ神奈川連盟が主催。中学校1年生と小学校6年生で構成される県内12チームが、予選トーナメントと決勝リーグで優勝を争った。予選で敗れても敗者復活戦を勝ち上がれば、決勝リーグに進むことが出来る。
瀬谷リトルは旧上瀬谷通信施設のグラウンドを拠点に活動し、現在は瀬谷区・泉区・大和市の小中学生25人が所属している。攻撃では4番の久保風仁(ふうと)選手(中1)・百井隼人選手(同)・鈴木湧選手(同)など長打力のあるメンバーが多いという。投手では制球力の高い藤原快人選手(同)をエースに、コントロールに優れる新井陽晴主将(同)やパワーある笹木椋介選手(同)などが揃う。6年生ショートの渡部祐選手も守備の要だ。
強敵にリベンジ
瀬谷リトルにとって大きな壁となったチームが、旭リトルリーグだ。4月のスプリング杯で惜敗し、今大会の予選でも4対5と逆転負けして、敗者復活戦に回ることを余儀なくされた。
リベンジのチャンスは、決勝リーグの1戦目だった。「まずはミスをしないこと。そして、みんなで積極的に声を出して、良い流れを作っていこうと心がけました」と新井主将。この試合も拮抗した展開となったが、1点勝ち越して迎えた最終6回、投手として出場した百井選手が相手打線を抑え5対4で勝利した。
この一勝で勢いに乗ったチームは、続く決勝リーグ2試合も満塁ホームランなどで快勝。新井主将は「みんなで打って、守って、もぎ取った優勝だったので達成感がありました」と喜んだ。
日本一と世界目指す
全国大会は7月20日から長野県で開催。瀬谷リトルの目標は、21年ぶりの日本一だ。全国優勝すれば、8月にアメリカで開かれる世界大会に出場できる。「守備力強化が全国制覇の鍵」と神監督。新井主将は「県で優勝した瞬間から、全国大会を意識しました。試合の最後まで気を抜かずに戦い続けられるチームになれるよう、練習を積みます」と力強く話した。
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