市会報告 泉区の未来・夢をカタチに 横浜市会議員 げんなみ正保
新しい年が始まりました。21世紀を生きる子供たちに何か贈り物をしたい―。素晴らしい泉区をより発展させて次の世代へと繋ぐために、今年も走り続けます。
品川・東京方面も
昨年11月30日に相鉄線とJR線の渋谷・新宿方面との相互直通運転が始まりました。更に、2022年度下期には相鉄と東急(渋谷方面)の直通線開業も控えています。新たな鉄道ネットワークで、特に市西部・県央部で都心へのアクセスが向上します。残すはJR線の品川・東京駅方面への直通乗り入れでしょう。
私も何度か議会でその可能性を市に質しています。市は前向きな答弁の一方で、課題も多いと言います。混雑緩和や時間短縮、地域活性のみならず、私たちの行動や選択をも変えるような利便性向上が待たれます。
深谷通信所跡地
2014年6月に返還された後、市民意見募集や地元協議会の議論等を経て、2018年2月に基本計画が策定された「深谷通信所跡地」。現在、2021年度の都市計画決定に向け、環境影響評価(環境アセスメント)の調査が始まるところです。基本計画は、市ホームページで公表されていますが、自然災害等への対応に加え、エリアとしての成長余地を残した計画となっています。
防災計画は、周辺の関連施設との役割分担を踏まえたものになりますが、注目は「雨水浸水対策」です。近年、超大型台風やゲリラ豪雨の被害が各地で相次ぐ中、既存の河川や水路の氾濫を抑制する、遊水地のような役割を持つ施設が望まれます。自然が持つ機能を生かした新たな雨水対策「グリーンインフラ」の考えを取り入れることも大切でしょう。
また、陸上トラック付き広場や球技場などができることで、スポーツイベントや市民活動の拠点としてもたくさんの人が集える場所としていきたいです。施設周辺には、例えばプロサッカーを観戦できるように、将来的な拡張整備等に対応可能なスペースを残すことで、スポーツ等の一大拠点としての可能性を秘めています。そのためにも、道路や交通アクセスの整備が重要です。
暫定利用も拡大
今後、都市計画決定を経て、そこから整備と考えると、15年程度先の話ではありますが、泉区の新たなカタチが見え始めています。現在の暫定利用は、青少年の健全育成と高齢者の健康増進などの観点から野球、サッカー、ゲートボール、グラウンドゴルフなどのスポーツで使用されています。現在、イベント等が開催できる多目的広場があり、さらに常設トイレの整備が進められます。
跡地に愛称(ネーミング)を
深谷通信所跡地を考える時、2027年開催で市が承認された「国際園芸博覧会」(花博)は大きなチャンスだと考えます。上瀬谷通信施設跡地がメイン会場ですが、市全体で盛り上げる国際的なイベントであり、仮に深谷がサブ会場として位置づけられれば、場所の認知も基盤整備も一段と進むことになるでしょう。併せて、かつて公募で名付けられた「みなとみらい21」のように、名前を聞けば場所をイメージできるネーミングも欲しいところです。
「夢が広がり、人が集うまちに」との思いで、地域の皆様とともに力を注いで参ります。
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