神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2021年11月11日 エリアトップへ

横浜市 依存症対策の計画策定 横の連携で早期支援へ

社会

公開:2021年11月11日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は政令市では初めてとなる「依存症対策地域支援計画」を10月に策定した。予防・発見・回復の段階に応じて、力を入れるべき施策を定めている。

 同計画は依存症対策事業に関する国の実施要綱に基づき、アルコール・薬物・ギャンブルの3つの依存をメインに、行政や民間団体などが行う支援の方向性を示している。計画期間は2025年度までの5年間。市内の医療関係者や民間支援団体らの意見も取り入れられている。

 計画は依存症を誰もが成り得て適切な支援で回復できるものと捉え、本人や家族等の困難軽減や暮らしの改善に向け〈予防・普及啓発〉〈早期発見・早期支援〉〈回復支援〉の3段階に沿う「正しい理解の普及」「専門的な回復支援」など6つの重点施策を設ける。

 中でも力を入れるのが、地域ケアプラザや一般の医療機関、学校といった身近な支援者等から専門的な依存症支援につなげる取組みだ。

 横浜市の担当者は「医療機関の受診や債務相談の背景に依存症が隠れているケースもある。いかに早く周囲が気付き、専門的な相談や支援につなげられるかが大事」と話す。昨年6月には関係機関の代表者からなる連携会議が発足し、現在は支援のためのガイドライン作成に取り組む。

 同計画の中では研究機関や市の調査による推計値として、市内のアルコール依存症生涯経験者を約1万5千人、薬物使用の生涯経験者を約5万9千人、生涯でギャンブル依存が疑われる人を約7万人としている。市は依存症関連の相談窓口を中区の「こころの健康相談センター(【電話】045・671・4408)」や各区役所に設けており、昨年度はセンターに1013件、区役所に3127件の相談があった。

「孤立化させない」

 市内には3つの専門医療機関と16の回復支援施設、10の自助グループがある。南区の回復支援施設、横浜ダルク・ケア・センターの山田貴志施設長は「孤立化させない動きが大切。医療・事業所・行政が連携するという意味では支援計画や連携会議の存在は有効だと思う」と話した。

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

地域の絆を深めよう!

泉区自治会町内会への加入は区役所へお気軽にご相談下さい

http://www.izumikuren.net/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook