仁天堂薬局のコラム 「きょうは漢方の話」 【2】不眠、冷え症に効果があるのは?
当薬局にご相談に来られる方で多い症状は、何となく心身の調子が悪く、優れない「不定愁訴」です。原因が分かりづらく、根治しにくい「更年期障害」「冷え症」「不眠症」などがこれにあたります。
不眠症は西洋医学の処方では睡眠薬が一般的。しかし副作用や依存性などのご心配をされる方も多いですね。一方、漢方の効き目は緩やかであるものの、体に優しく、そうした不安は少ないのが特長です。
不眠の方に効果を発揮するのが酸棗仁湯、桂枝加竜骨牡蠣湯などです。また、イライラ感を抑えるものに抑肝散もあります。
これから冬を迎えるあたり、冷え症の方の相談も多く頂きます。顔はのぼせているのに足は冷たい上盛下虚の症状には、加味逍遥散をお出しします。
私は相談者の症状(証)や顔・体格などから判断し、その方にあった漢方を選びます。薬の効き目をしっかりお伝えし、不眠で悩まれている方には、リラックスする方法や食生活の指導も同時に行います。
お気軽にご相談ください。
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4月18日