戸塚区版 掲載号:2018年2月22日号 エリアトップへ

自身が手掛ける「手づくり絵本」を制作するための工房を立ち上げた 末岡 恵実さん 下倉田町在住 62歳

掲載号:2018年2月22日号

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「自由な発想」思いのままに

 ○…構想から製本まで全て自ら手掛ける「手づくり絵本」を20年以上にわたり制作している。このほどより注力しようと、川崎市にある実家を改装して自身の絵本工房を作った。作業場には無数の絵の具や描きかけのデザイン画がずらりと並ぶ。「飛び出す絵本にしたり、色んな仕掛けを施したり。自由な発想をもとに作っています」。作品展も定期的に開き、日々活躍中だ。

 ○…絵本と出会ったのは大学時代。英文科の教授に紹介された作品がきっかけだった。「想像力を掻き立てられるような刺激があり、私もこんな物語を絵本で作ってみたいと思った」。まずはイラストの練習から始めたが、結婚や出産でその時間は激減。くすぶっていた絵本への思いが再び花開いたのは子育てが落ち着いた40歳の頃だった。「街で手づくり絵本の講座を見つけて、参加してみた」。絵も文も全て手書きで、製本まで行う工程を通じ「自分らしさが思いっきり出せた」という。以来、本格的に制作を開始。今まで40冊以上を手掛け、販売の依頼にも応じている。区内で絵本の会も主宰している傍ら、情熱はとどまることを知らず「整った環境でより良いものを」と工房を立ち上げた。

 ○…戸塚で3人の息子を育て上げ、現在は余暇を満喫している。日課のウォーキングでは一日8000歩が目標。「下倉田町の自然を見ながら歩くと、絵のイメージも沸いてくる」という。近々、双子の孫が生まれる予定もあり「おばちゃんになるの」と嬉しそう。「赤ちゃん用の絵本も」と初孫を迎える準備は万端だ。

 ○…家と工房を頻繁に行き来する日々は大変だが「充実している」と笑う。制作で心掛けているのは「納得いくまで試行錯誤する」こと。そのため、下書きとは全く異なるものが仕上がることも。今制作中の作品は、妖精が登場するファンタジー。「これもどう変化していくか、完成が楽しみ」。心を弾ませながら、今日も工房へ向かう。

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