第228回 男のおしゃれ学 「植物のイメージの緑の服」パリ本部FIMT国際デザイナー中嶌 敏男
ブナの木は一本の木から2万個以上の実を地面に落とす。動物や昆虫、草木の生える土壌や、広い海までも恩恵を与えている。鍬や木のイメージの緑色は、人間の目や疲労回復に効き、人間関係を良くする効果もある。明度や彩度によって見た目の幅も広い。若い人には淡いブルーの入った混合色の緑は似合うが、緑色より強い色を配色した服を着ると、美しい顔の肌色が消え、顔がボケるだけではなく、老けた顔にも見える。顔の肌色に合っていなければ不快感を与える服にもなるので、自分の肌に合った明るさの色を見つけることが肝要だ。緑色のラインの入った柄物の服は明るく能天気なイメージで、差別せずに誰とでも仲良く付き合える雰囲気に見えるが、洋服売り場の店先に緑色の服を見かけないのは、ファッションとしては男性にも女性からも難しい色だから。客が手に取って見てもくれない色だが、オシャレに自信のある方はぜひ挑戦してみてほしい。
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4月18日