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公開日:2025.08.14

住民と企業
戸塚・泉区、ドローン撮影
教育的観点 動画を公開

 戸塚区吉田町在住の坂本貴光さんが、ドローンの撮影と製作もする市内企業と共同で、子どもたちに俯瞰で戸塚・泉両区の街並みが見られる機会を提供する「鳥になろう」プロジェクトを始めた。1回目の撮影が7月24日、柏尾川沿いで行われた。動画はYouTubeで公開する。

 写真家として活動する坂本さん。その一方、子どもの教育に高い関心を持っており、HPなどで独自の考えを発信し続けている。今プロジェクトは、「子どもたちが鳥になった視点で普段生活する場を見られたら喜ぶだろうな」とのアイデアからだったという。

 協力するのが「SKY AROUND」(港北区)の鈴木直斗代表と白川賢治さんだ。同社は現在開催中の大阪・関西万博のパビリオンを企業からの依頼を受けてドローンで撮影するなど、実績を重ねている。鈴木代表は「地域を大切にする当社の理念と合致しており、やってみようと思った」と語る。

初回は柏尾川

 一回目の撮影場所に選んだのは、戸塚駅東口側の柏尾川。"戸塚区を象徴する場であること"がその理由だ。泉区も同じ視点で考えるという。

 ドローンの飛行は2022年に航空法の改正があり、国土交通省へ航空機の登録が必要だ。また、人口集中地区などではさらに手続きも踏む。今回は河川での撮影となったので、管理する神奈川県への申請を行っている。当日は中型(約960g)と小型(約400g)の2機を、元吉倉橋を起点に上・下流に飛ばした。小型機は川面ギリギリをまさに鳥のように飛行し、動画を撮影した。

 3人は「子どもたちの郷土愛につながる一助になれば。撮影してほしいところがあれば連絡を」と笑顔で声を合わせる。

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