戸塚区・泉区 社会
公開日:2026.06.18
明学・ボラ団体 戸塚と能登の懸け橋に 「また会いたい」を原動力に
明治学院大学のボランティア学生団体「あなたのとなりに。―SBC―」がこのほど、「横浜アクションアワード2026」で大賞と会場賞を受賞した。発足から2年を迎えた同団体は、能登半島での復興支援と戸塚地域での活動を両輪に、「能登で感じたことを戸塚へ、戸塚で学んだことを能登へ」という思いで、23人(取材時点)の学生が活動を続けている。
団体誕生のきっかけは、能登半島地震後の現地でのボランティア活動だった。被災地での経験を一度きりで終わらせるのではなく、「継続して関わり続けたい」との思いから立ち上げられた。
SBCはこれまで1年間で4回にわたり能登を訪問。高齢者サロンや児童館での交流、地域の伝統行事「あばれ祭」への参加、神社再建の手伝いなどを通じて、現地の人々と顔の見える関係を築いてきた。メンバーの大坂颯汰さん、今彩乃さん、三浦小葉さんは口を揃えて「活動の原動力は『また会いたい』という思い」と話す。震災から2年経過し、現地と世間で復興の認識が乖離しているという気づきがあったという。「伝え続けていくしかい」と決意を新たにした。
学びを相互循環へ
同団体の特徴は、能登と戸塚を一方通行ではなく双方向につなぐ取り組みにある。戸塚では普段の学習支援や地域行事参加のほか、能登の活動報告会や物産展を開催し、地域住民に被災地の現状を伝えてきた。報告会では、能登で得た経験をもとに「戸塚で災害が起きたら何が必要になるか」を参加者とともに考える防災ワークショップも実施。被災地での学びを地域の備えへとつなげている。さらに、上倉田キャンドルナイトをもとに能登でも同様のイベントを開催。戸塚で寄せられた応援メッセージを能登へ届け、人と人との思いをつなぐ活動も続けている。
能登と戸塚を結ぶ「架け橋」として歩みを続けるSBC。復興支援を風化させず、防災や地域交流の輪を広げながら、学生だからこそできる寄り添いを次の世代へつなぐ。
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