戸塚区・泉区 社会
公開日:2025.10.09
和泉中央南ハイツ
「防災力」高め市から認定
市内で4例目の最高認定
泉区の「和泉中央南ハイツ」(1974年竣工・184戸)がこのほど、備蓄や適切な防災設備の配置など災害対策が充分として市から「よこはま防災力向上マンション」に認定された。
同制度は災害に強いマンションづくりと周辺地域の防災力向上を目的に2022年からはじまったもの。認定基準は防災マニュアルの策定や飲料水等の備蓄が行われているかの「ソフト」、浸水対策や耐震性が確保されているかの「ハード」に分けられ、地域連携も行われていると「プラス」の評価を受ける。
同マンションは今回、ハードとソフト両方のプラス認定を受けた。これは認定開始以降、市内では4例目。和泉中央南ハイツ自治会会長の佐藤茂さんは「知らせを聞いて驚いた。努力が実を結んだ」と話す。
マニュアルなど作成
同マンションでは、2006年から「災害対策本部」を設置。佐藤さんは設置当時から総務として関わってきたという。認定は市に送る資料や現地調査をもとに行われ「特にソフト認定に関わる『防災マニュアル』の作成に時間がかかった」と佐藤さん。「発災時に住民がどう動くのかを本部のメンバーらで綿密に検討した」という。
また認定を受けるにあたり窓に掲げられる安否確認用のカードを作成。「救助求む」「無事です」が両面に印刷されているため、1枚で自分の状況を伝えることができる。
同認定は2年ごとの更新制だが、佐藤さんは「次回も同ランクの認定を受けられるよう努力を続けます」と意気込む。
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