戸塚区・泉区 社会
公開日:2026.09.03
横浜市環境科学研究所 豊かな都市を次世代へ 設立50年 所長に聞く
横浜市の環境保全に向けた調査研究を担う横浜市環境科学研究所(神奈川区)が今年、設立50周年を迎えた。その歩みや事業内容、今後の展望について吉田美緒所長に聞いた。
公害問題背景に
――設立の経緯は?
「前身となる公害研究所は、高度経済成長期における京浜臨海部の工業化などに伴う公害問題に対応するため、1976年に設置されました。科学的根拠に基づいた調査・分析を通じて公害対策や行政施策を支えてきたのが始まりです」
――現在の事業は?
「工場排水や大気環境、マイクロプラスチックの調査などを行う『試験検査・環境危機管理対策』。山下公園前海域での環境改善やモニタリングに取り組む『豊かな海づくり』。市内36カ所での気温観測などで熱環境を調べる『都市の暑さ対策』などです」
――市民と関わりは?
「代表的な取り組みとして、2013年度からスタートした『こども いきいき 生き物調査』があります。子どもたちが1年間のうちに近所で見かけたり、鳴き声を聴いたりした身近な生き物について、調査票にチェックを入れて提出してもらうもので、子どもたちが自分たちの暮らす地域の自然に興味・関心を持つきっかけづくりにもなります」
――今後の取組は?
「時代とともに環境問題は変化します。市の施策へ確実にフィードバックし、その成果を市民の皆さまに実感していただけるよう努めます」
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