戸塚区・泉区 人物風土記
公開日:2026.08.13
今年発足した須賀神社神輿保存会の会長を務める 星 大介さん 和泉中央北在住 49歳
神輿は「人がいて担げる」
○…7月下旬に行われた泉区・須賀神社の例大祭は今年も多くの人出でにぎわった。祭りの華ともいえる神輿――。同神社の神輿は重量800kgと巨大で、50年前に作られた物が今も引き継がれている。他の地域から担ぎに来た人からも「立派だね」との評価をしばしば受けるという。一方で「神輿は人がいないと持ち上がらない。保存会として普及啓発に取り組んでいきたい」と語る。
○…神輿との出会いは20歳の頃。知人に誘われ、地元ではなく市外の祭りにジーパン姿で担ぎに行ったのが初めて。その時の衝撃が大きかった。「一体感がものすごい」。すぐさま魅せられ、自身も会を立ち上げるほどのめり込んだ。現在も会長を務める「幸乃睦(ゆきのむつみ)」には2人の娘も会員として在籍している。
○…泉区上飯田町出身。結婚を機に現住所に移り住んだ。「神輿やってるよね?」という話から自治会の祭礼委員を任され、須賀神社ともかかわるように。以来、祭りを長年支えてきた。その神輿にも思い入れは強く、「年代物のはずなのに今もきれい。今まで神輿を守ってきた方々の、後世に残そうという思いを感じる」。そんな同神社の神輿は、担ぎ手の息が合うと4つの鈴が跳ねて鳴り出す。「この音がたまらなく、感動する」
○…昔に比べ、町内会に加入しない人も増えている昨今。「何かあった時に動けるようでありたい」と人と人とのつながりを大切にする。保存会では近年、例大祭を前に担ぎ方講座などを開いて初めての人でも参加しやすいようにと取り組んでいる。その甲斐もあり、新たな担ぎ手の姿もあるのは確かだ。「少しずつ、増えてくれたらいい」。神輿が紡いできた時間のように、焦らずに未来を見据える。
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