戸塚区・泉区 社会
公開日:2026.09.10
危険な風水害「他人事でなく」 戸塚区・白井区長インタビュー
今年の夏以降、熊本地震、千葉豪雨、北陸での大雨災害と、全国各地で立て続けに災害が発生している。タウンニュースでは戸塚区の白井正和区長にインタビューを実施。近年の各地での災害を踏まえながら、戸塚区での防災の備えについて話を聞いた。
――この夏だけでも各地で大きな地震や水害がニュースになりました。
「今なお各地で困難な生活を余儀なくされている方々がおられます。被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
改めて感じるのは、災害は決して『他人事ではない』ということです。特に近年の風水害は、激甚化・頻発化しており、これまでの経験や想定を超えるスピードで被害が拡大することがあります。『まだ大丈夫』と思っている間に避難のタイミングを逃してしまう危険性があることを、あらためて認識しなければなりません」
ハザードマップの確認
――そんな中どんな備えができるでしょうか。
「風水害では河川の氾濫、マンホールや側溝から水が溢れ出す内水氾濫、雨水が地中に浸透することで崖地が崩れる土砂災害などが考えられます。そこでまずは『ハザードマップ』です。自宅や学校、職場など洪水・内水・土砂災害の各種ハザードマップを確認し、災害の危険性が高い区域に該当する場合には、どのタイミングでどのような行動を取るかあらかじめ決めておくようお願いします」
気象情報の把握を
「今年5月から全国で『新たな防災気象情報』が運用開始し、河川氾濫、大雨、土砂災害、高潮に関する気象庁の情報に『警戒レベル』が付されています。レベルに応じた取るべき行動が分かりやすくなりました。
戸塚区でもこれらの情報を踏まえて避難指示等を発令しますので、降雨時は現在どの段階の警戒レベルの情報が発表されているのか、随時把握するようにしてください。
風水害や地震への備えとして『トイレパック』の備蓄が重要です。1人当たり1日5回分、最低3日分はあるといいでしょう。戸塚区では今年度区内の小学校4〜6年生を対象に「お試し用トイレパック」を1人1つずつ配布しました。児童への啓発を通じ、家庭での防災意識の向上につなげていきたいです」
――⼾塚区の地域特性をふまえ、伝えたいことはありますか。
「戸塚区は柏尾川をはじめとした複数の河川があり、崖地も多い地域です。台風などにより大雨が長時間継続した場合には、洪水や土砂災害の危険性があります。
テレビ・ラジオでの情報収集に加えて、市が配信する『防災情報Eメール』、市・区のホームページや戸塚区公式Xなどで迅速かつ的確な情報提供を行っていきますのでぜひ積極的にご活用いただきたいと思います」
命を守る意識
――最後に、区民の皆様にメッセージを。
「風水害による甚大な被害が全国各地で発生しています。急激な雨量の増加で被害が拡大することもあります。南海トラフ地震や首都直下地震の発生も懸念される中、いつ発生してもおかしくない災害への備えは必要不可欠です。区民の皆さまも一人ひとりが『自らの命は自ら守る』という意識で、日頃から災害への備えに取り組んでいただけたらと思います」
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