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戸塚区・泉区 スポーツ

公開日:2026.11.01

女子バスケ・宮澤夕貴選手(富士通レッドウェーブ) 原動力は「期待や応援の声」 岡津小・中卒業生

  • 泉区のマスコット「いっずん」を手にする宮澤選手

    泉区のマスコット「いっずん」を手にする宮澤選手

  • 長身を生かしてゴール下だけでなく3Pシュートも代名詞(富士通(株)提供)

    長身を生かしてゴール下だけでなく3Pシュートも代名詞(富士通(株)提供)

 女子バスケットボールの第一線で輝き続ける宮澤夕貴選手(33・富士通レッドウェーブ)は泉区岡津町の出身。岡津小学校時代に岡津バスケットボールクラブで競技の楽しさにふれたのが今につながっている。Wリーグでは幾度も優勝を経験しており、日本代表としても今年9月のベルリン・ワールドカップで主将としてチームをけん引するなどの活躍を見せている。「ファンや周りの人の期待に応えたいという気持ちがモチベーション」と語り、開幕したばかりの今季リーグでも優勝を目指している。

 岡津中から進んだ県立金沢総合高校では3年時に主将としてインターハイ優勝。注目のルーキーとして、Wリーグの強豪・エネオス(当時・JXサンフラワーズ)に入団。当時リーグではエネオスが11連覇を果たす「常勝チーム」だった。

10年前のリオ五輪を機に

 「すごい先輩たちに必死でついていく感じだった。けど、ちょうど10年前のシーズンからは私が引っ張っていくんだと意識を変えました」

 きっかけは2016年のリオ五輪。日本代表に初選出され、チームはベスト8になるも、出場機会など個人としては悔しさが残った。それを機に3点シュートを磨くと新たな武器になり、さらに存在感を増していった。

 2021年の東京五輪では銀メダルという快挙も果たし、「自分よりも周りがよろこんでくれるのがうれしかった。岡津の子たちにも見せてあげましたね」と振り返る。それでも「一番思い出すのはリオ。あの悔しさがあって今がある」

地元・神奈川へ

 東京五輪の年には移籍も決断。地元・神奈川を拠点とする富士通レッドウェーブに加入したのは「いつかは神奈川に恩返しがしたかった。自分の成長のためにも、経験を生かして富士通を優勝させるために頑張ってみようって」。自身の移籍でリーグを活性化したいという思いもあった。

 移籍当時は「優しい選手が多いなと思いました」と振り返る。「けど、強いチームになるにはぶつかり合うことも必要」。2年目から主将となって声をかけるようになり、有力選手の加入・活躍もあって3年目の23―24シーズンに16年ぶりの優勝、そして翌年も連覇を果たした。

人に恵まれて今がある

 今も月に1度ほど泉区の実家を訪れるという宮澤選手。移動の車などでは「コンサートに行って以来、ちゃんみなが好きで聴くんです。考え方とかもかっこいいんですよね」とコートとは違うオフの表情をのぞかせる。

 泉区の思い出は多いが、「近所の駐車場で暗くなるまでずっと縄跳びをやったりもしました。二重跳びを100回やるまで帰らないぞって自分で決めて」と明かす。

 「岡津の田舎な雰囲気が落ち着く。温かい人たちに見守られて育ったからというのもあると思う」と笑顔で語り、「今までもずっと、周りの人に恵まれてきました。それもあって、応援してくれる周りの人がよろこぶなら頑張りたいという思いが原動力ですね」。

 始まったばかりの今季リーグ。チーム一丸で再びの優勝をめざし、コートを駆ける。

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