きょう17日から九州地方で全国中学校体育大会(全中)が、18日からは沖縄県で全国中学生テニス選手権大会が開催される。地元から標準記録を突破した選手や県大会などを勝ち抜いたチームを紹介する。
関東学院六浦中学校 中島一翠(かずみ)(3年)
今年4月の県大会3000mで優勝し「全中が現実的な目標になった」と中島選手。7月の県中学選抜陸上競技大会で全国標準記録8分57秒を突破し、19日から熊本県で開催される全中への出場を決めた。
中島選手の強みは「後半」。残り400mからのスパートは「誰もついてこられない」と野本幸靖顧問が話すほどの速さ。全国大会にむけては上半身強化に取り組み、軸がブレないフォームを意識した練習を積んできた。「前半、速い選手に引っ張ってもらい、後半勝負になったら勝機はある」と野本顧問。「チャレンジャー精神で優勝を目指したい」と、中島選手は日本一を見すえている。
金沢中学校 中村優希(3年)
中学1年の夏から110mハードルを始めた中村選手。昨年、先輩が全中に出場し、応援のため会場を訪れ「来年は自分が走りたい」との思いを強くした。冬の時期は身体づくりを意識し、サーキットトレーニングや走り込みで力をつけた。春先はスピードトレーニングやハードリングに取り組み、多い時には1日100台跳ぶ練習もこなしてきた。
7月の県中学校陸上競技大会で全国標準15秒00を突破。その後も自己記録を更新している。「昨夏からの努力が実を結んだ。実力が出せれば上位も期待できる」と中重哲顧問。中村選手は「日本記録を更新して日本一になりたい」と語った。
金沢中学校 宇野響騎(ひびき)(3年)、森本圭(3年)、末松拓海(3年)貝塚航基(2年)、市川未来翔(みきと)(3年)、関根蓮(3年)
水泳4×100mメドレーリレーで、全国標準記録より2秒35上回る4分14秒48で全中への出場権を手にした。「全国大会で日に焼けた子たちは珍しい」と話すのは横溝真由美顧問。スイミングクラブに所属し室内で練習する選手が多い中、金中選手は部活動が中心。夏は学校の屋外プール、冬は陸トレと近隣のスポーツクラブや大学の室内プールを借り練習を積む。「今年はエースのいないチーム。お互いが支え合って頑張りたい」と末松選手は意気込む。
まずは18日の予選。「とりあえず決勝に残りたい」と4人。1人1秒以上ベストタイムを縮め、力を合わせて上位を狙う。
富岡中学校 硬式テニス部
関東大会で初めてベスト4に入り、3年連続で全国大会出場の切符を勝ち取った。出場がかかったシングルスでコートに立った宮亜美選手(2年)は「みんなが声出して盛り上げてくれたので、思いっきりできた」と振り返る。「『(全国に)行かなきゃ』というプレッシャーは強かったと思う」と山崎翔顧問。関東大会前には全国出場経験のある憧れの先輩たちが、練習に駆け付け背中を押した。
目標は「先輩を超えての全国制覇」。声を出しての応援も含め、10人全員で戦うことを誓う。
■山口真乃(3年)、大谷優季(同)、坂野文南(同)、藤田陽菜(同)、三島愛海(同)、花上愛(同)、山田すず音(同)、數井侑(同)、宮亜美(2年)、冨田夕夏(同)
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