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公開日:2023.10.19

シーサイドライン
スマホ使い多言語で案内
テキストの使用も可能

  • 並木中央駅の多言語対応インターホンの掲示。黒い部分にスマートフォンをかざすか、二次元コードを読み込んで利用

    並木中央駅の多言語対応インターホンの掲示。黒い部分にスマートフォンをかざすか、二次元コードを読み込んで利用

 横浜シーサイドラインは10月から、スマートフォンを活用した「多言語対応インターホン」システムをシーサイドライン全駅で導入した。同社によると全駅での導入は全国初。テキストでのやり取りも可能なため、訪日外国人への案内に限らず、耳の不自由な人なども利用することができる。

 導入したのは「SoundUD」というサービスを活用したシステム。スマートフォンで駅係員と音声や映像での通話が可能で、多言語でテキストのやり取りができる。全国の鉄道各社でも導入されているが、全駅での導入は例がないという。

 対応言語は日本語や英語、中国語、韓国語、タイ語など13言語。それぞれのスマートフォンの設定に応じ、音声がテキストで自動翻訳される。利用は各駅に設置された専用ボードにスマートフォンをかざすか、二次元コードを読み込むと、スマートフォンを通じて職員と通話が可能。キーボード入力や音声入力によるテキストでのやり取りもできる。

無人駅でも職員対応

 同線では全14駅のうち11駅が無人駅。これまで各駅ではインターホンを通じて、駅係員と音声のみでのやり取りは可能だった。

 しかし、英語が得意な職員が不在の場合もある上、耳が不自由な人は音声のみでは利用しづらいなど課題があった。そこで訪日外国人をはじめ、誰もが安心して利用できる鉄道を目指して今回のシステムが導入された。

 設置場所は無人駅が精算機付近、有人駅の新杉田、並木中央、金沢八景の3駅が窓口付近。導入初日となった10月1日から、遺失物を探しに来た外国人などが利用し、実際に対応した職員によると誤訳もほとんどなく、スムーズな案内につながったという。

 このほか、経路案内や精算機での操作説明などでの活用が想定されている。同社の担当者は「春から訪日外国人も徐々に増えている。無人駅を含めて、誰でも安心して利用できる鉄道であるため、気軽に活用してもらえたら」と話す。

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