読者の皆様は「巳待塔(みまちとう)」という石造を知っているだろうか。蛇を祀ると伝えられているこの石造は日本各地に置かれている。本紙では2025年が巳年なのにちなみ、栄区の小菅ケ谷にある巳待塔について調べた。
巳待塔とは水の神の使いである蛇を祀る石造。住民は「巳待講」という集団を形成して、そこで五穀豊穣などを祈ったと伝えられている。
小菅ケ谷に置かれているものには「明和元年」(1764年)と記されており、その時期に作られたと推測される。また「右 かまくら道」「左 ぐみやうじ道」と刻まれていることから、鎌倉や弘明寺に向かう際の道標になっていたことがうかがえる。
かつて区境に置かれる
より詳しく知るために港南歴史協議会へ話を聞いたところ、石造が現在と違う場所に置かれていたことが分かった。同会のメンバーは「この巳待塔が港南区・栄区内で唯一だと思う」と話す。経済地図社が発刊した『港南区・明細地図 46年度版』にある地図では、港南区と栄区(当時は戸塚区)の区境となる地点に「巳待供養塔」との記述がある。同会から提供された地図と照らし合わせると、そこは小山台小学校の近く、野庭町と小山台の境界付近にあたる。現在の巳待塔近くに住む男性に移動時期を尋ねると、「40から50年ほど前に宅地開発が進む中、町内会長だった父が移動させた」と明かした。
周辺地域の開発によって移動された巳待塔。現在は小菅ケ谷の住宅地にひっそりと佇む。
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