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公開日:2021.07.01

JICA横浜
展示増やし事業周知強化
6月にリニューアル

  • 1階ギャラリーではJICA横浜の事業を紹介

 みなとみらいの新港地区にあるJICA横浜が6月にリニューアルした。海外移住者・日系人支援事業等を紹介する新たな常設展示を設置するなど、事業を知ってもらう工夫が施設内に散りばめられている。



 リニューアル後の同施設では、「楽しみながら知る」、「寛ぎながら見る」をテーマとした、ユニークなパネル展示が楽しめる。



 日系ブラジル人アーティストによる海外移住の歴史をテーマとした作品や横浜市在住のイラストレーター・イクタケマコト氏が手掛けたぬり絵ができる参加型の作品など国際協力や日系社会についてわかりやすく学ぶことができる。



 国際的に活躍している日系ブラジル二世のアーティスト・大岩オスカール氏の新作も設置した。JICA横浜の土屋公子さんは「ここでしか見ることのできないアート作品や展示デザインが見どころ」と話している。



 また、横浜港を一望できる3階のレストラン「ポートテラスカフェ」には、日系ブラジル人アーティストによる作品やテラスソファ席を新たに配置。



1年半かけ実現



 同施設は2002年に開設され、来年で20周年を迎える。これまでの海外移住資料館の企画展示だけではなく、常設展示を館全体に広げ同施設の事業活動や海外移住の歴史について知ってもらいたいという思いから20年1月より施設のリニューアルを計画。中南米各国でのリサーチなどを経てリニューアルの内容を決めた。展示や方向性は美術館の計画などを手掛ける企業と連携し行った。

 

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