神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

NPO法人声物園 朗読の発表の場を コンテストを初開催

文化

公開:2024年8月29日

  • X
  • LINE
  • hatena
各部門の最優秀賞・優秀賞の受賞者
各部門の最優秀賞・優秀賞の受賞者

 横浜を拠点に朗読会や公演を行うNPO法人声物園は8月24日、初の朗読コンテストを横浜市社会福祉センター=中区桜木町=で開催した。録音審査の予選を通過した小学生から大人までの24人が、課題作品から1つを選び披露。同法人の吉川雅子理事長は「(コンテストが)読書や朗読を楽しむきっかけになれば」と話した。

 文字を読んで、それを書いた作者が見た景色、感じた感情を想像し、頭の中に描いた景色をまた自分の声で表現する――。一口に「朗読」といっても、朗読会や読み聞かせサークル、Youtubeでの作品公開、朗読ボランティアなど、活動の場は幅広い。その多様化により朗読人口は年々増えているといわれている。一方で、同法人の吉川理事長は「朗読を純粋に発表する機会は限られている」と指摘。今大会の企画意図を「小学生から大人まで、資格なしでフリーに出場できる発表の場を作りたかった」と話す。

 初の開催に関わらず、録音審査の予選には、北は北海道、南は九州など全国から各部門合わせて計150人の応募が寄せられた。大会当日は予選を通過した小学生部門・中高生部門から各7人、一般部門から10人が課題作品を自身の声で表現した。

 審査は「発声やアクセント」「文章の理解」「音声表現の技術」「聞き手に届く表現」を審査員5人が採点。総合点が高い順に表彰された。

 一般部門で最優秀賞に輝いたのは千葉県の杉崎千明さん(78)。8年前から「認知症予防に」と朗読を始めたという。「初めての受賞で、冥土の土産になる」と喜んだ。小学生部門の最優秀賞は東京都の渡部心望さん(6年)、中高生部門は藤沢市の寺坂駿佑さん(高3)だった。

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

山下公園でひとり結婚式

トランスジェンダー女性

山下公園でひとり結婚式

“自分らしく生きる”を誓う

10月10日

65歳のがん検診無料化

横浜市

65歳のがん検診無料化

退職での受診離れ防止へ

10月10日

対がん協会賞を受賞

中区医院雨宮院長

対がん協会賞を受賞

婦人科がんの研究・啓発で

10月3日

「熱」の脱炭素化進む

みなとみらい

「熱」の脱炭素化進む

カーボン・オフセットで

10月3日

誰もが楽しめる映画館に

キノシネマみなとみらい

誰もが楽しめる映画館に

企業が貸切、障害児を招待

9月26日

サイエンス・ラボが始動

横浜市

サイエンス・ラボが始動

新たな教育データ構築

9月26日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月18日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

  • 5月30日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年10月11日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook