”あーす”を変えるエコライフ 環境連載㉘ 家電製品を仕分け 取材協力/ステップチェンジ
私たちの現代の生活は、家電製品に囲まれた暮らしと言っても過言ではありません。家電製品により、労力を削減し、時間を短縮し、情報を入手し、人とつながり、まさに快適さを得ることができます。
一方、家電が増え続け、家電に囲まれた生活を送っていることで、その消費電力が増え続けてしまったり、何かを失ってしまったことがあるのかも知れません。
どこかで一度整理をして、必要な家電かどうかを仕分けたり、待機電力や消費電力を調べて、その使い方を見直す必要があるのではないでしょうか。
ステップチェンジが運営する「エコチャレ(http://www.ecoichi.com)」では、参加者の皆さんが、ご家庭に一体どのくらいの数の家電があるのかを調べてみました。すると、面白い結果が得られました。
家に100個の家電
チャレンジを始める前の予想では、およそ20個から30個という声が聞かれたのですが、実際に数えてみるとその3倍くらい、70個から80個が多く、中には100個以上の家電があるご家庭もあることが分かりました。疑問を持たれたのなら、ぜひ一度、ご家庭の家電の数を数えてみてください。
中にはもう使わなくなっているものもあるでしょう。一番の問題は、コンセントに刺さっているのに、使っていない家電が眠っていることです。家電の中には「待機電力」を消費しているものもありますから、全く使わないのに電気だけを消費していることになります。
「清貧」の生き方
物を持つことが幸せの指標だった時代は過ぎ、デフレの現代は、安価にたくさんの家電を手に入れることができます。しかし、日本には古来、「清貧」という生き方が一つの理想としてありました。持つ物の量を少なくして、外面をシンプルにしつつも、内面、つまり心の内を豊かにするというライフスタイルです。
お正月気分が抜けたら、家中の家電を数え、どれだけ不要なものを減らしてシンプルに豊かに暮らせるかを考えてみてはいかがでしょうか。
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