教員や教育関係者などが教育現場の問題解決策やアイデアを共有する「エドキャンプヨコハマ」が8月5日、国際フード製菓専門学校=西区=で行われた。
「エドキャンプ」は2010年にフィラデルフィアで始まり、80以上の国・地域で1千回以上開催されている。教員や教育に関心のある業界から参加者を募り、教育現場で起きている問題や解決のためのアイデアなどについて話し合うもの。
清陵高からも
開催を目指し、市立金沢高校の湯地智之教諭が代表となり、県立横浜清陵高校の木村剛教諭らと実行委員会を作り、準備してきた。
今回の開催には約90人が参加。教員、塾関係者に教員を目指す大学生や高校生も加わった。参加者は約20人のグループに分かれて、「主体的な学びとは」「新しい大学入試を考えよう」「2030年に必要とされる教師像」などのテーマごとに議論を交わした。
つながり構築
湯地教諭は「若い教師の中には、自分の理想と学校現場の現実の間で苦しんでいる人がいる」という。キャンプには、先進的な考えを持っていても、実現に至らず、葛藤している教師らに他校や他業界の人と交流してもらうことで、つながりを構築してもらう意義もある。
参加した教員歴1年の市立高の男性教諭は「自分の学校にはなかった考え方の人もいて、授業の進め方など、取り入れたいものがあった」という。
湯地教諭は「エドキャンプを各地域、学校で行い、情報と情熱が共有できる場を広めていきたい」と今後の展望を話した。
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