南区版 掲載号:2018年11月29日号 エリアトップへ

「障害者も外出楽しんで」 当事者家族が情報誌出版

社会

掲載号:2018年11月29日号

  • LINE
  • hatena
冊子を作った保護者(前列中央が田中さん)
冊子を作った保護者(前列中央が田中さん)

 県内の特別支援学校に通う子どもを持つ保護者が中心となり、バリアフリー情報誌「enjoyist。かながわ」を出版した。障害がある子どもと一緒に暮らす家族にもっと外出をして生活を楽しんでほしいという願いが込められており、関係者は「障害者の外出につながれば」と話す。

特別支援学校の保護者

 情報誌は上菅田特別支援学校=保土ケ谷区=に15歳の娘を通わせている田中朋子さんらが中心になって作ったもの。田中さんは娘の花歩さんと一緒に音楽ライブを訪れて楽しんでいる。このことを田中さんが同校の佐塚丈彦校長に話したところ、「その姿を本にして発信してみては」と制作の提案を受けた。

 田中さんは有志を募り、賛同した9人と昨年6月から制作を開始。取材や撮影、デザインなど、各自が得意分野を担当しながら、完成させた。

 誌面では「我が家のエンジョイスタイル」をテーマに4家族が取り上げられている。四肢まひの障害がある娘とともに座位保持器具を取り付けたヨットで航行を楽しんだり、養護学校に通う娘とサッカーJリーグの川崎フロンターレを応援することが元気の源だという家族、四肢まひと知的障害があり、車いすを使いながらも、キャンプを楽しむなど、それぞれの家族のいきいきとした姿が紹介されている。

 ほかにも、県内のおでかけスポットや黒岩祐治県知事、県立こども医療センター=六ツ川=の豊島勝昭医師へのインタビューなども盛り込まれている。表紙には制作に携わった「トミーズカフェ」=六ツ川=の山田ベンツさんが黒岩知事とともに登場している。

 佐塚校長は前任の中村特別支援学校でも、2014年に重い肢体障害の子どもとのコミュニケーションの取り方などをまとめた本を保護者が制作するのを支援している。「保護者の方が100%作り上げたことが素晴らしい。この取り組みが全国に広がれば」と話す。

 田中さんは「この本を手にし、もっと障害者やその家族が外に出て、新しい『エンジョイ』を見つけるきっかけになれば」と訴える。

 書店やインターネットで648円で販売されている。問い合わせはジアース教育新社【電話】03・5282・7183。

横浜市南区のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://daviusliving.jp

<PR>

南区版のトップニュース最新6

まちカフェで「ボッチャ」

まちカフェで「ボッチャ」 文化

障害の垣根なく"強い絆"を

11月21日号

脱プラへ 木製ストロー

横浜市

脱プラへ 木製ストロー 社会

間伐材使い独自開発

11月21日号

「助郷」保存会 初の出張展示

「助郷」保存会 初の出張展示 文化

江戸の制度、24日永田で

11月14日号

県内不足数、3万人超

看護職員

県内不足数、3万人超 社会

厚労省が2025年推計公表

11月14日号

プラごみ削減法考える

日枝小 4年生

プラごみ削減法考える 教育

環境活動企業から学ぶ

11月7日号

難民支援に国際高生ら

難民支援に国際高生ら 社会

金メダリスト企画に協力

10月31日号

宮崎さんに神奈川文化賞

堀ノ内町の漆器工芸師

宮崎さんに神奈川文化賞 文化

国内唯一の芝山漆器職人

10月31日号

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 11月14日0:00更新

  • 11月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

個性豊かな作品展

個性豊かな作品展

22日から吉野町

11月22日~11月25日

南区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年11月21日号

お問い合わせ

外部リンク