本紙では4月の横浜市会議員選挙で当選した南区選出の市議4人に今後取り組みたいことなどを聞きました。2回目は渋谷健さん(自民党)と荒木由美子さん(共産党)です。(紹介は選挙の得票数順)
自民党 渋谷(しぶや)健(たけし)さん(60歳)IRで税収確保
――前回より票数を減らしての当選となった今回の選挙結果をどうとらえているか。
「定数減の中、支えていただいた方には感謝している。決意を新たに臨みたいと感じた」
――選挙前から横浜が人口減少局面に入ることへの対策の重要性を訴えていた。
「人口が減り、高齢化が進む中、どうやって税収を確保していくかという点が非常に大事だと訴えたが、争点にすることまでできなかったのは責任を感じている」
――税収確保策の一つとして、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致に取り組むべきと主張していたが。
「その思いは変わらない。ギャンブル依存症などの対策を進めることは当然だが、税収確保、臨海部の活性化策として、取り組むべきと考える」
――南区が抱える課題と対策をどう考えるか。
「やはり災害対策。私は以前から東日本大震災で被害に遭った気仙沼市の方と交流しているが、災害発生直後、1週間後、1カ月後など、時期に合った支援方法などはとても参考になる。情報を交換し、知恵を出し合っていきたい」
共産党 荒木(あらき)由美子(ゆみこ)さん(59歳)防災・減災進める
――今回の選挙結果をどう受け止めているか。
「4年前の得票数を超えたい、投票率を上げたいと思ってやってきた。得票数はわずかに下回ったが、いろいろな方から声を掛けていただき、南区での知名度は上がったと感じた。私の政策を見て投票してくれた人が増えたとも感じている」
――選挙戦ではカジノ誘致反対、中学校給食の実現を訴えていたが。
「カジノは市長が『IR誘致は白紙』と繰り返す中、市民の反対は多い。給食は、みんなが食べられる自校調理方式の実現を引き続き訴えていく」
――南区の課題をどうとらえているか。
「命の危険につながるような崖があり、狭あい道路も多く、防災対策が一番。また、単身高齢者も多く、空き家も増えている。改善へ向けて、さまざまな提案をしていきたい」
――改選前に続き、党市議団団長を務めるが、市会の中での共産党の役割は。
「市会で唯一の野党だと思っている。平和事業推進条例を提案した結果、平和関係予算が増えるなど、行政・議会に変化をもたらし、リードする役割を果たしたい」
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