南区の少年野球チーム「清水ヶ丘ジャイアンツ」所属の佐々木芽一君(小6)と半田南十君(同)、「永田台少年野球部」の渡邉颯人君(同)がこのほど、横浜DeNAベイスターズのジュニアチームに選抜され、12月27日から行われるNPB12球団の大会に出場する。倍率約50倍の狭き門を突破した16人のうち、3人が南区のチームに所属する選手となった。
プロへの「登竜門」
同チームは、毎年12月に開催される「NPB12球団ジュニアトーナメント」に合わせて選考会を行い、メンバーを選ぶ。選考には毎年県内外から有力選手が集まる。今年は802人が参加。3人は試合形式などで競うセレクションを4度乗り越
え、16人だけが選ばれるチームの仲間入りを果たした。監督はベイスターズOBで1998年の日本一メンバーでもある鈴木尚典さんが務める。
ベイスターズジュニアには2007年、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスの主力として活躍している松井裕樹投手が選ばれるなど、プロ野球選手への第一歩としても知られている。
長所を武器に
佐々木君は100m走12秒台の俊足捕手。投手の長所を生かしたリードは、練習後もプロ選手のプレー動画を見て勉強するという努力の賜物。持ち前の統率力でチームのキャプテンを務める。
内野手の半田君は軽快な守備が持ち味で、明るいムードメーカー。身長156cmと、チームでは2番目に小柄だが、地元チームでは3番を任されるなど、大きな選手に負けないパワーも兼ね備えており、長打力も魅力。
渡邉君は捕手以外のポジションを守れる万能選手。身体能力が高く、打ってはベイスターズの筒香嘉智選手を彷彿させる豪快なバッティング、投げては最速115キロの直球でねじ伏せる。
27日から札幌で大会
3人は現在、週末に首都圏で行われている合同練習で汗を流し、27日から札幌ドームで行われる大会へ向けた調整に励んでいる。ベイスターズのプロチームのトレーナーから体の使い方など、新たな知識を学び、「体がよく動いている」と手応えは十分。さらなる飛躍を目指す。大会は初戦で千葉ロッテマリーンズジュニアと対戦する。
3人は「鈴木監督を胴上げするためにも、気を引き締めたプレーでチームに貢献したい」と力強く話し、3年ぶり2度目の優勝を目指す。
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