講演する菅氏
菅義偉首相が11月７日、パシフィコ横浜ノース＝西区＝で行われた国際青年会議所（ＪＣＩ）主催の「ＪＣＩ世界会議横浜大会」の中で講演を行った。９月の首相就任後、地元の横浜で講演をするのは初めて。
ＪＣＩは毎年秋に世界会議を行っており、横浜では初開催。３日から７日まで開かれ、ソフトバンクグループの孫正義氏や小泉進次郎環境大臣も講演。菅氏は「ミライ国家のカタチ」をテーマに菅内閣が取り組む施策などを語った。
菅内閣が最重要課題の一つとしている新型コロナウイルス対策について「来年前半までにワクチンを全国民分確保できるようにしたい」と述べた。行政サービスのデジタル化に関し、「デジタル庁に能力の高い人材を集めていく」とした。安倍内閣時代から菅氏が旗振り役として推し進めてきたＧｏＴｏキャンペーンは「ＧｏＴｏトラベルはホテル、旅館などの観光業から喜ばれている」と成果を強調した。
講演の最後は座右の銘である「意志あれば道あり」を紹介した上で「国民のために働く内閣として決してあきらめず、成果を実感してもらえるようにしたい」と締めくくった。その後、日本青年会議所の石田全史会頭と次年度会頭の野並晃氏（崎陽軒専務）からの質問を受け、不妊治療への保険適用や災害に対する国土強靭化などについても語った。
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