南区在住の元衆議院議員・齋藤勁氏が代表理事を務め、国内外の諸課題や平和について考える活動を行う一般財団法人「勁草(けいそう)塾」が2021年を展望する講演会を昨年12月21日に中区山下町の「ワークピア横浜」で開いた。一般財団法人「日本総合研究所」の会長で、TBSテレビ「サンデーモーニング」などに出演する寺島実郎さんが、経済指標などを基にコロナ禍の日本と世界を展望した。
新型コロナウイルスの日本の状況について、「感染者数の増加はPCR検査の増加に伴うもの」と冷静に分析することが必要だとした。その上で「ウイルスとの共生」をポイントとして挙げ、「ウイルスの歴史は30億年、人類の歴史は約20万年。共生していく覚悟がないと生きていけない」とした。
新型コロナが原因の死者数が連日報道される中、2019年には30代までの自殺者が約5千人いることを紹介し、「コロナよりもこちらの方が強く問題意識を持つべきこと」とした。「生命科学や人類史などの長い視点を持ち、『全体知』でとらえることが必要」と呼び掛けた。
続けて「日本ではコロナ禍で議論が内向きになっている」とした上で、米国や中国の経済、政治情勢にも目を向けるべきだとした。
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