市立永田中学校2年のムンフバヤル・ミチドマーさんが10月29日から31日まで愛知県豊田市で行われる「全日本卓球選手権大会(カデットの部、14歳以下女子シングルス)」に出場する。
ムンフバヤルさんは8月から9月にかけて、13歳、14歳以下の男子・女子シングルス、男子・女子ダブルスの6種目で競われた県予選会に出場。48人がエントリーした14歳以下の女子シングルスで5位入賞し、上位6人が出場できる全国大会の切符を手にした。小4で競技を始めて以来、初めての大舞台に挑戦する。
3回戦まで全てストレート勝ちで臨んだ準々決勝は、県内の強豪・横浜隼人中学校の選手に敗れたが、ここで気持ちを切らさなかった。
準々決勝で敗れた選手で競う代表戦では「今まで全国出場が決まる大事な試合で力み、悔しい思いをしたので、勝ちを意識しないで戦った」と平常心で臨み、悲願の全国大会出場を決めた。
探求心で腕磨く
中学の部活のほか、別所の卓球スクールで腕を磨く。県卓球協会の特別強化プロジェクト選手に選ばれているため、卓球漬けの毎日だという。
探求心が強く、体格と攻撃的なプレイスタイルが似ている韓国のシン・ユビン選手の試合動画などを確認。自身の持ち味である身長166cmの長いリーチを活かしたドライブサーブに磨きをかけたいと話す。
強いサーブを打つために筋力が必要だと言い、自宅でも腕立て伏せや腹筋、体幹トレーニングなどに取り組む。課題の持久力をつけるため、今は1週間で10Km以上の走り込みも欠かさず行う。
永田中卓球部顧問の賀川絋成教諭は「勝っても負けても、自分で課題点を見つけて修正できる器用な選手」と話し、分析能力が高いことを評価する。ムンフバヤルさんは「小学生のころからの夢だった全国大会に出られる喜びを力に変えたい。あれこれ考え過ぎず、目の前の相手を倒すことに集中し、一つずつ勝ち星を積み重ねていければ」と意気込みを語り、大舞台での躍動を誓った。
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