六つ川小学校などで練習する小学生バレーボールチーム「横浜優和クラブジュニア」が同校で12月12日、キックボクシング元日本王者の矢島直弥さんを講師に招いた特別練習を行った。選手たちはキックボクシングを通じ、肉体だけでなく、スポーツで求められる精神面の強化に取り組んだ。
同ジュニアはV2リーグの東京ヴェルディで活躍する田中拓海選手を輩出するなど、県内有数の強豪として知られる。バレーボールの技術だけではなく、将来の健康を考えた体づくりを選手に伝える料理教室などを開いて食育指導を行う。
この日は「闘争心に火をつけろプロジェクト」と称した特別練習を実施。南区出身でキックボクシングのフライ級で国内2団体のチャンピオンだった経歴を持つ矢島さんを講師に招き、闘争心を高めるため、キックボクシングを教わった。
日ごろから人に優しくする思いやりの心を持ち、努力を成果に変えることが目標達成につながることも学んだ。練習後、選手は段ボールなどで作ったチャンピオンベルトや手作りのクッキーなどを感謝の言葉とともに矢島さんに手渡した。
技術力向上も
試合に勝つために必要な闘争心はもちろん、俊敏性や瞬発力などを一度に鍛えられるキックボクシングはバレーボールに活かされる。強いスパイクが打てるようになったなど、矢島さんに教わったことが早くも成果として表れているという。
チームを指導する大村恵利監督は「日ごろから『視野を広げる』練習を取り入れている。常に周囲の動きを見て、正確な判断能力が問われるバレーボールに矢島さんから教わったキックボクシングの動作が活かされる」と話し、今後も競技の垣根を越えた企画を取り入れたいとした。
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