フォーラム南太田(男女共同参画センター横浜南)と横浜市社会福祉協議会は、新型コロナウイルスの影響で生活が厳しく、生理関連用品のサポートを求める女性を対象に、女性起業家が開発した吸水ショーツを無料で提供する取り組みを行っている。
両者はこれまでも一人暮らしの女性にお米券を配布するなどの支援を行ってきた。「生理の貧困」が社会的に広く認知される中、生理用品が購入できないというだけでなく、顕在化してきた女性が抱える困難の支援へ向けて企画を実施。昨年12月下旬まで希望者を募ったところ、多くの申し込みがあり、好評だったため、第2弾の開催を決めた。
提供されるのは「サニタリー吸水ショーツ」。フォーラムは「漏れを気にしないで1日過ごせるもの」といい、洗濯して繰り返し使用できるタイプだという。提供は250人限定で、応募多数の場合は抽選となる。
第1弾の申込者からは「生理用品がなかなか買えないので、繰り返し使える吸水ショーツを試してみたい」(10代)、「コロナでアルバイトができず、高齢の親は借金があり、十分なサポートが期待できない」(20代・学生)、「子育てにお金がかかって、自分の物を買う余裕がない」(20代・主婦)といった声が聞かれた。さらに、ひとり親の女性からは「娘が2人いるので、生理用品がすぐになくなる」(30代)、「心の病気で外で働けず、コロナで自宅での仕事もなくなった。娘が大量に生理用品を使用するので、自分は極力取り替えないようにしている」(40代)といった実情も報告された。
希望者は専用フォーム(https://forms.gle/9mugRtjouQMKtUdz6)から申し込む。締切は1月25日正午。ショーツは2月下旬にレターパックで郵送される。問い合わせはフォーラム南太田【電話】045・714・5911。
南区版のローカルニュース最新6件
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|