みなみ桜まつり
蒔田公園 久々に活気
5年ぶり、踊りの花咲く
3月28日
桜の時期を前に大岡川の桜並木の保全活動に取り組む市民団体「南区さくらボランティアの会」が桜に愛着を持ってもらうためのシールを作成した。3月5日から蒔田公園などでメンバーが配布する。同会は「大岡川の桜並木の良さを次の世代へ受け継いでいきたい」と話し、20日には桜を知ってもらう目的のウォーキングイベントを企画している。
同会は2006年度に南区役所の呼び掛けで集まったメンバーで立ち上げられた。現在は区から独立した市民団体として、約20人が活動。「50年先の子どもたちに桜並木を引き継ぎたい」を合言葉に、大岡川プロムナードの桜を観察し、木の状態をチェックしたり、清掃活動などを行っている。
区は08年からプロムナードの再整備に取り組み、老朽化したソメイヨシノを伐採し、ジンダイアケボノを植えるなどしてきた。区や川沿いの住民らによって桜を守る活動が行われる中、同会は「毎年、当たり前のように見られる桜を守っていくことがどれだけ大切なことかを知ってほしい」と考えた。2年前からメンバーで話し合い、メッセージを入れたシールを作ることにした。
シールには満開の桜の中で遊ぶ子どもと「大岡川の桜並木をいつまでも 50年先の子ども達に引きついで行くために」との文字を入れた。同会代表の長井進さんは「桜並木の良さを次の世代へ受け継いでいきたいという願いや愛着を区民の皆さんに持っていただきたい」と話す。
シールを3月5、6、12、13、19日の午後1時から4時まで、蒔田公園と弘明寺商店街中央の観音橋で配布する。長井さんは「ぜひ、シールを身近なものに貼ってほしい」と話す。
20日、花見ウォーク
同会は桜並木を歩く企画「お花見ウォーキング」を3月20日に行う。午前10時に南小学校そばの与七橋を出発し、弘明寺商店街からプロムナードを通って、蒔田公園、日枝神社へ向かう。その後、京急黄金町駅や吉田新田の干拓地域で歴史を学びながら、市庁舎で解散する。参加無料。
同会は「桜並木の魅力を再認識してほしい」と呼びかける。問い合わせは同会【電話】090・6526・8485。
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